最近の人たちは、古着を着ることに抵抗がないかもしれないが、僕の世代は積極的に手に入れようとする人は、それほど多くなかった。いくら安くても人が着ていたものを身に付けるのは、汚いというイメージがあったからだ。僕も昔は抵抗があったのだが、今ではそれほど気にすることなく古着を身に付けている。慣れてしまえば、特有の風合いがあって、とても良いものだ。
意外と知られていないが、三軒茶屋には古着店が多い。これも古さと新しさが渾然一体となった街の特徴のひとつといえる。
何十年も昔から地元で商売を行っている信濃屋(80m/徒歩1分)は、大山どりを扱う鶏肉専門店。注文すると焼いてくれる焼き鳥は、アツアツを頬張りたい。
どうしてこのような話をするのかというと、僕が古着を着るようになったのは、今回訪れる「ザ・パークハウス三軒茶屋タワー」のある三軒茶屋に住むようになってからだからだ。意外に知られていないが、三軒茶屋には古着屋がいくつもあり、ブランド物やセレクトショップに置いている比較的新しいものを扱っている店もある。いわゆる年季の入った古着ではなく、デッドストックの美品やトップブランドのアイテムを揃えているような店だ。古着において比較的ハードルの低いそのような店に出入りをするようになり、次第に古着の着用に抵抗がなくなって好むようになっていったのだ。
三軒茶屋は特にお洒落なアパレルショップなどが多いわけではない。ただ、街中には昔からある商店街などの古いものと、そこに話題のチェーン店をはじめとした新しいものがしっかり調和しているのが特徴のひとつだ。古き良きものを残し、新しいものを受け入れる柔軟性が街の人々にある。そんな古いものを大切にするという風潮があるからこそ、三軒茶屋には古着店が増えたという側面もあるような気がする。勝手な想像だが、新しい店ばかりが立ち並ぶところに突然古着店があっても、そこにはなかなか人が集まらないような気がする。やはり三軒茶屋のように古い店と新しい店が調和している街にこそ、古着店がなじむのではないだろうか。そして増えた古着店には、近くにある昭和女子大学の学生や、安くお洒落を楽しみたい人が、さらに集まるようになったのではないかと思う。
青空が窓に写り込み美しく映える「ザ・パークハウス三軒茶屋タワー」の外観。クセのないすっきりとしたシルエットが天気の良い日はさらに秀麗だ。
そんな古きものと新しいものが混在する三軒茶屋に建つのが、三菱地所グループが展開する「ザ・パークハウス三軒茶屋タワー」だ。三軒茶屋から徒歩9分の国道246号線沿いにあり、周辺は住宅街となっている。外観はスラリと伸びたスタイリッシュなシルエットで、とても洗練されたイメージ。ガラスには青空を写し、輝きを放っている。エントランスには木々や花が植栽され、門構えのような館銘板のところからアプローチが伸びている。木々の間を縫うようにして続く道は、とても風情があり、建物に入るまでの期待を感じさせてくれる。ちなみに庭園の広さは建物面積とほぼ同等で、住民だけでなく、道行く人々の目も楽しませてくれる。
エントランスには館銘板の刻まれたプレートと植栽された庭園のようなスペースがある。建物まではそこから弧を描いたアプローチが続いている。
エントランスには、オートロックが設置されており、天井には監視カメラが見える。しっかりと来訪者の出入りをチェックしているのは心強い。オートロックを通ったところにはコンシェルジュサービスのスペースが設けられており、クリーニングやタクシーの手配など、住民の様々な要望に応えてくれる。また、駐車場や駐輪場があり、十分なスペースが用意されているため使いやすい。そして、27階にはビューラウンジとゲストルームを備えているのもこのレジデンスの美点のひとつだ。ビューラウンジはパーティーにも利用できるよう、キッチンも備えている。ゲストルームは約9畳のツインベッドルームとなっており、マンション内で特別感を味わうことができる。
「ザ・パークハウス三軒茶屋タワー」から歩いてすぐのところには、昔からある鶏肉専門店の信濃屋がある。実はこの店には僕もよく足を運ぶのだが、気の良いおばあさんのいる家族経営の店で、大山どりの焼き鳥がとても美味しいためおすすめだ。そして駅に向かう途中には商店街がいくつもあり、新しい店と古い店が混在し、それぞれに魅力があるのだ。三軒茶屋のそれらの店には芸能人が足繁く通うところもたくさんあるという。個性豊かな店を探して、周辺を散策するのも楽しいものだ。上質で豪奢な設備のある「ザ・パークハウス三軒茶屋タワー」に暮らして古いものと新しいものの良さを存分に感じてみるのは、きっと味わい深いものとなるだろう。
物件名称 | ザ・パークハウス三軒茶屋タワーMAP | 所在地 | 東京都世田谷区上馬1丁目15-18 |
---|---|---|---|
賃料 | --- 円 | 交通 | 東急田園都市線「三軒茶屋」駅徒歩9分 |
間取 | 2LDK,1LDK | 専有面積 | --- |
構造/階建て | 鉄筋コンクリート造/地上30階地下1階 | 築年月 | 2012/02 |
総戸数 | 158戸 | 管理人 | 日勤 |
駐輪場・バイク置き場 | 設備 | 、 | |
特徴 | 備考 | ||
特記事項 | 次回更新日 |
三軒茶屋の魅力のひとつが様々な商店街があること。駅から家路に向かう途中には、多くの商店街が待ち構えている。会社帰りに食材を買ったり、食事をするのも良し、また一杯ひっかけるのも楽しいひとときだ。家に辿り着くまでに誘惑に打ち勝つのが大変そうだ。
マンション前には、まるで庭園のようなスペースが広がっており、植栽も含めたマンションの設計が美点だ。石畳のアプローチが回り込むように続いており、館銘板のあるところからは奥が見えないようになっている。歩いて行く期待感を抱かせるつくりだ。
マンションの入口のところには、オートロック機能や、防犯カメラを備えている。またオートロックを通過したところでは、フロントサービスのコンシェルジュが訪問者をチェックしており、何重ものセキュリティがある。住人にとっては安心だ。
世田谷通り沿いにあるキャロットタワー(850m/徒歩11分)には、東急ストアやTSUTAYA、シアタートラム、レストランなどが入っている複合施設。天気の良い日は26階にある展望台から、都心の景観を一望できる。展望台に入るのは無料でイスなども設置されている。あまり知られていない穴場スポットとなっている。
スーパーマーケットのマルエツ(200m/徒歩3分)が至近にある。24時間営業のため、いつでも生鮮品などの食材を購入できる。
駅前の路地を入ったところに広島のお好み焼き屋の広喜(710m/徒歩9分)がある。ホタテやエビの入った海鮮のお好み焼きがおすすめ。
マンションの裏手に通る国道246号線。北は渋谷、南は横浜方面に向かうことができる。首都高速渋谷線もあり、池尻大橋の乗り口と三軒茶屋の降り口がすぐ近くにあるため、車の利用にも便利な立地だ。
世田谷郵便局(240m/徒歩3分)は246号線を渡ってすぐのところにある。郵便物やゆうぱっくなどの24時間受付を行っており、受け取りも可能だ。ゆうちょのATMは21時まで利用できる。
世田谷警察者(350m/徒歩5分)が近くにあるためか、周辺は巡回をしている警察官が多く安心感がある。
記事作成 2017/9/21 清水学
清水 学
飲み歩きとジョギングにはまって約10年。静かで楽しく過ごせる環境や、ゆったりくつろげる部屋があるなら引越しも考え中です。自分の今後のことも念頭にしっかりとレポートしていきます。
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