江戸幕府の城下町として誕生した日本橋。水運に恵まれた土地柄もあって、江戸時代には日本中から人と物資がここへ集まり、商業・金融・文化の中心地として大きく発展を遂げてきた。
日本橋堀留町は、その一角を担うエリアだ。1丁目に建つ椙森(すぎのもり)神社は、江戸時代に宝くじの前身とされる富興行が行われたことで知られる。
今も氏神様として近隣住民から愛されている椙森神社から歩くこと3分、賑やかな大通りに面した場所に建つのが、今回レポートする高級レジデンス「セレサ日本橋堀留町」だ。
1千年ほど前に創建され、神田・柳森神社、新橋・烏森神社などとともに江戸三森の1つにも数えられた椙森神社(約240m/徒歩3分)。江戸時代に宝くじの前身と言われる富興業が行われたことでも知られ、今も宝くじの当選祈願で訪れる人の姿が多く見られる。
人形町大通りの交差点に面して建つ「セレサ日本橋堀留町」。細身のスタイルと、側面のチェック柄がモダンでスタイリッシュな印象だ。
ひっきりなしに人と車が行き交う交差点の角にそびえる建物は、周囲のビルより頭ひとつ高い14階建。全体がシュッと細身のスタイルに加えて、側面にはグレーの濃淡で表現されたチェック柄が配され、非常にスタイリッシュな印象だ。歩道に面したエントランスはボリュームのある美しい植栽に彩られ、高級感ある木調の扉が緑にしっくりなじむ。
扉を押して建物に入ると、オートロックで開閉するガラスの自動ドア。エントランスホールは全体がシックなダークトーンでデザインされており、表の賑やかな通りから一転、スッと落ち着きあるプライベート空間に誘ってくれる。
ホールの奥にあるエレベーターには、不審者などをチェックする内部監視モニター付。先ほどのオートロックとともにセキュリティ対策が徹底されている様子が見て取れる。エレベーターを降りた居室フロアはプライバシー性の高い内廊下になっており、床は足音の響きにくいカーペット敷。ちなみに各居室の玄関ドアは万が一、地震の際に歪んで開かなくなったりする心配のないよう、地震の揺れによる圧力を吸収してドアの開きやすさを確保する耐震枠が設置されているそうだ。こうした細かい配慮の数々から、住民の安心と安全をしっかり考えて建てられたマンションであることが伝わってくる。
「セレサ日本橋堀留町」のエントランス。美しい植栽の緑が、目の前の歩道を行き交う人の目も楽しませてくれる。
生活のしやすさ、利便性についても申し分ない。最寄り駅である地下鉄日比谷線の人形町駅までは、歩いてわずか2分。他にも半蔵門線の水天宮前駅まで約9分、都営新宿線の浜町駅まで約10分など、徒歩10分圏内で7駅5路線が利用できる恵まれたロケーションだ。電車に乗れば銀座駅まで約5分、東京駅へは約7分、新宿駅へは約16分。これなら通勤・ショッピング・レジャーと、都内をラクラク便利に移動できる。
しかも人形町駅を中心に、周辺は老舗の名店や便利なお店が多く立ち並ぶ賑やかな商店街。有名な鯛焼きや卵焼きなど和の甘みが揃う甘酒横丁(約350m/徒歩5分)をはじめ、いつも開店前から行列のできる親子丼の「玉ひで」(約350m/徒歩5分)、大正8年にミルクホールとして誕生した老舗喫茶店「喫茶去 快生軒(きっさこ・かいせいけん)」(約300m/徒歩4分)などなど、名店がひしめく人形町グルメを思う存分、堪能できる。また、マンションのすぐ隣はドラッグストア、さらに少し歩けばコンビニやカフェなど便利に使えるお店がいくつも見つかる。
かつて水運に利用されていた東堀留川の跡地は現在、堀留児童公園として地域の憩いの場になっているため、休日などにはここで自然に親しんだり体を動かすのもいいだろう。隅田川まで歩いても15分ほどだから、散歩やジョギングがてら足を伸ばしてもいい。川沿いで爽やかな風に吹かれながら、屋形船が行きかう風景をのんびり眺めるのも一興だ。
堀留町交差点(約120m/徒歩2分)。東堀留川がこの町の南端で止まっていたことが町名の由来となっている。
冒頭にご紹介した椙森神社は、日本橋七福神の1つとして【恵比寿神】が祀られている。右手に釣竿、左手に鯛を持ち、ふくぶくしい体格にユーモラスな「えびす顔」。「えびす様」の名前で親しまれる、私たちにもなじみ深い神様だ。古くは豊漁の神さまとして、今では商売繁盛の神様として人々の信仰を集める存在だが、あの釣竿には「釣りして網せず」の意味があり、暴利を貪るべからずの精神が反映されているのだそうだ。
確かに、自分だけが儲かればいいという商売は決して長く続かない。江戸から東京へ変わった今も多くの老舗が残り、えびす様の精神が自然に息づくこの街なら、きっと日々の暮らしも気持ちよく送れるに違いない。
物件名称 | セレサ日本橋堀留町MAP | 所在地 | 東京都中央区日本橋堀留町1丁目8番13号 |
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賃料 | 163,000 円~165,000 円 | 交通 | 東京メトロ日比谷線「人形町」駅徒歩2分 |
間取 | 1LDK | 専有面積 | 40.14㎡ |
構造/階建て | 鉄筋コンクリート造/地上14階地下0階 | 築年月 | 2012/11 |
総戸数 | 65戸 | 管理人 | 通勤 |
駐輪場・バイク置き場 | 設備 | 、 | |
特徴 | 備考 | ||
特記事項 | 次回更新日 |
最寄り駅の地下鉄日比谷線・人形町駅まで、歩いてわずか2分という好立地。さらに半蔵門線・水天宮前駅まで約9分、都営新宿線の浜町駅まで約10分と、徒歩10分圏内で7駅5路線が利用できるアクセスのよさが嬉しい。
マンションのすぐ前にあるバス停からは、秋葉原駅行きのバスにも乗れる。
賑やかな大通りに面したエントランスは、高級レジデンスにふさわしいシックで落ち着きある佇まい。間接照明が優しく照らすエントランスホールへ入れば、住人だけのプライベート空間へと誘ってくれる。
エレベーターには、不審者などをチェックする内部監視モニター付。TVモニター付インターホン(オートロック)や防犯カメラなども設置され、セキュリティ対策が徹底されている。
また、居室フロアは内廊下になっているためプライバシー性も高い設計だ。
エントランスのある1Fフロアには宅配ロッカーやポストのほか、駐車場・駐輪場、ゴミ置き場などの共用設備が集まっている。いずれの設備も清掃管理が行き届いており、気持ちよく利用できるのが嬉しい。
和の名店・老舗が多く集まる甘酒横丁。
いつも開店前から行列のできる親子丼が名物の「玉ひで」(約350m/徒歩5分)、東京でも御三家の1つに数えられる老舗鯛焼き店「柳屋」(約400m/徒歩5分)、店頭で卵焼きを焼き上げる職人技が見られる鶏肉鳥卵専門店「鳥忠」(約350m/徒歩5分)などなど、人形町ならではの美味を求める人で常に賑わっている。
文久元年(1861年)に創業した和菓子店「清寿軒」(約160m/徒歩2分)。江戸時代には大名家、明治から昭和にかけては花柳界の手土産として重宝されてきた。すべて手作業でつくられるどら焼きは、とくに人気の高い逸品。
1879年創業のブルーミング中西株式会社が開いたハンカチーフ専門店「classics the small luxury(クラシクス・ザ・スモールラグジュアリ)」(約150m/徒歩2分)。界隈には、こうした小粋な雑貨を揃えるお店も数多い。
斬新で独創的なメニューで、食通の舌をうならせる赤身焼肉専門店「にくがとう」(約200m/徒歩3分)。赤身肉の美味しさを再発見できる名店だ。
かつての東堀留川跡地を利用してつくられた「堀留児童公園」(約200m/徒歩3分)。のんびり休めるベンチも多く設置され、昼休みには近隣の会社に勤めるサラリーマンたちがランチを楽しむ姿も多い。
マンションのすぐ隣にある「どらっぐぱぱす新人形町店」(約14m/徒歩1分)。日常の生活用品が揃う。
記事作成 2017/8/22 大家リリコ
大家リリコ
ライター業をやりながら、アパートも運営するサラリーマン大家。築70年超の古民家をリノベした自宅に住んでいます。築古から新築まで、いろんな物件を趣味と実益を兼ねて見に行くのが大好き!
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