数が非常に多いことをたとえて「星の数ほど」と言うが、宇宙全体に星はいったいいくつあるのだろうか。当然、人類はまだ全ての星を観測できてはいないため、その数には諸説ある。しかし、一説には10の22乗個以上、また一説には7×10の22乗個以上……と、とてつもない数であることは間違いなさそうだ。あまり考えていると気が遠くなりそうなので、目に見える星の数に絞ってみる。空全体の星のうち、肉眼で確認できるものは約8600個だそうだ。地平線があることなどを考慮すると、一度に見える星の数はそのうちの3000個ほど。一気に現実的な数になった。
これらの星の中には、明るいものも暗いものもある。その明るさを表すのが星の等級だ。1等星、2等星……という言葉を聞いたことがあるだろう。ただしこの等級は、あくまで地球から見たときの見かけの明るさにすぎない。最も暗い6等星でも、はるか彼方にあるために暗く見えているだけで、近づいてみると実は非常に明るかったりするのだ。
Brillia品川戸越耀邸のエントランス。上品な雰囲気が漂う。
エントランスの壁に設置された館銘板。
ちなみに、星の等級が使われ始めたのはかなり古く、紀元前150年ごろのギリシャだったという。当時は肉眼でぎりぎり見える星を6等星と定義したそうだが、「ぎりぎり見える」のラインは人によってかなり違う気がする。私などは視力が低いので、眼鏡なしではほとんどの星が6等星より暗いことになりそうだ。幸い、現在では数学的な計算をもとに等級がつけられているそうで、一安心である。
さすが「星の数ほど」あるだけのことはあって、星にまつわる話は他にも枚挙に暇がない。だが、そろそろ物件の話を始めなければ幾星霜が経ってしまいそうだ。
今回訪れたマンションの名前は、Brillia品川戸越耀邸。「耀邸」という言葉は辞書では確認できなかったので、この物件のためにつくられた造語かもしれない。字面を見ると、「耀」という字は「かがやく」という意味を持つ。「栄耀栄華」の「耀」だ。ぴかぴか光り輝くマンションを漠然と想像しながら、私は現地へ向かった。
各住戸をつなぐ廊下へは、鍵をタッチしなければ入ることができない。
しかし、私の目の前に現れたのは、予想に反してシックな佇まいの建物だった。竣工は取材の2ヶ月前だったが、ずっと前からそこに建っているような落ち着いた雰囲気。外観には濃色が効果的に用いられ、上質感を醸し出している。
エントランスの脇に取りつけられた館銘板は、ごくシンプルなデザイン。その「耀邸」の文字を横目で見つつ建物の中に入ると、オートロックと管理人の窓口が目に留まった。天井の片隅には防犯カメラも設置されている。さらに、各住戸につながる廊下へ進むにも鍵が必要だ。セキュリティ面へのきめ細かな配慮を感じながら奥へ足を進めると、宅配ボックスと屋内のゴミ置場を見つけた。どちらも自分の都合に合わせて使うことができ、忙しい生活に嬉しい存在だ。加えて、敷地内には駐輪場、バイク置き場、駐車場が整備されており、愛車を安心して停めておくことができる。
最寄り駅は、戸越駅と戸越公園駅。いずれもマンションから徒歩5分という好立地だ。
物件の内面から滲み出る輝きがつかめてきたところで、周辺の環境についてもぜひ触れておきたい。マンションから徒歩5分の距離に、都営浅草線の戸越駅、東急大井町線の戸越公園駅の2駅が立地。駅へのアクセスの良さが魅力だ。そして戸越と言えば、やはり戸越銀座商店街だろう。約400軒の店舗が並び、メディアにもたびたび取り上げられる、活気に満ちた商店街である。毎日の買い物に困らないどころか、何を買おうか目移りするという贅沢な悩みを抱えてしまいそうだ。
実際に取材してみて、Brillia品川戸越耀邸は多彩な魅力を放つマンションだということが見えてきた。星と同じように、本当の輝きというのは、近づいてみなければ見えないものなのかもしれない。取材を終えてマンションを出たとき、視界に映った館銘板がきらりと瞬いた気がした。
物件名称 | ブリリア品川戸越耀邸MAP | 所在地 | 東京都品川区戸越3丁目11-10 |
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賃料 | --- 円 | 交通 | 都営浅草線「戸越」駅徒歩5分 |
間取 | 2LDK,1R,1LDK | 専有面積 | --- |
構造/階建て | 鉄筋コンクリート造/地上15階 | 築年月 | 2017/11 |
総戸数 | 40戸 | 管理人 | |
駐輪場・バイク置き場 | 設備 | 、 | |
特徴 | 備考 | ||
特記事項 | 次回更新日 |
敷地内に駐輪場、バイク置き場、駐車場が整備されている。駐輪場とバイク置き場は屋根付きで、雨の日も愛車を濡らさずに停めておける。屋内のゴミ置場や、留守がちでもスムーズに荷物を受け取れる宅配ボックスは、忙しい毎日にありがたい設備だ。
エントランスにはオートロックがあり、人の出入りをチェックしている。管理人の窓口が設けられていることも、暮らしに安心感を与えてくれる。さらに、マンション内には防犯カメラも設置。住人の安全を見守っている。
エントランスの脇には、ユニークなデザインの植栽が配置されている。外壁は濃色の縦ラインが印象的だ。バルコニーの手すり部分や建物の周囲には、同じく濃色の縦格子が用いられ、どことなく和風な味わいも感じられる。
戸越公園(約700m/徒歩9分)。江戸時代の肥後国藩主、細川家の下屋敷の庭園跡を利用して造られた公園。池を中心に、渓谷、築山などが存在する回遊式庭園となっている。写真は大名庭園の面影を残す正門、薬医門。
品川区立ゆたか図書館(約700m/徒歩9分)。およそ6万点の蔵書を有し、読書や調べ物に便利。
関東有数の長さを誇る、戸越銀座商店街(約500m/徒歩7分)。飲食店や食料品店、書店などが約1.3kmにわたって軒を連ねる。
戸越八幡神社(約500m/徒歩7分)。境内には、「戸越」の地名の由来である和歌、「江戸越えて 清水の上の成就庵 ねがひの糸の とけぬ日はなし」を刻んだ石碑がある。
文庫の森(約650m/徒歩9分)。2013年、国文学研究資料館跡地にオープンした。
まいばすけっと 戸越公園店(約450m/徒歩6分)。夜0時まで営業しており、帰りが遅くなったときにも買い物に困らない。
記事作成 2018/1/9 高橋千尋