シンデレラといえばガラスの靴。絵本や映画でもおなじみのキーアイテムだ。だがこのガラスの靴、実は誤訳の産物だとの説がある。もともとはリスの毛皮を意味する「vair」の靴とされていたのが、誤ってガラスを表す「verre」と訳されてしまったというのだ。なぜ誤訳の方が定着したのかについては意見が割れているが、個人的にはガラスの方が夢があったからだという説を推したい。何となく、リスの毛皮の靴よりも透き通るガラスの靴の方が幸せにつながりそうではないか。
ローレルアイ恵比寿ピアースのエントランス。高さ約5mのガラス面が、開放的な印象を与える。
白と黒のダイナミックな対比が印象的な外壁。
ローレルアイ恵比寿ピアースを訪れた私がこの話を連想したのは、その外観に大胆に用いられたガラスが印象的だったからだ。デザインは、玉川髙島屋S・C南館などを手がけた大江匡(おおえ・ただす)の監修。白と黒の色使いとガラスの質感が、鮮やかなコントラストを作り出している。
また、すらりとした立ち姿でありながら、強度面への配慮も抜かりはない。強固な基礎構造と、約100年にわたって大規模修繕を必要としないとされる「100年コンクリート」などの耐久性の高い素材を採用し、優れた耐震性を確保。材料の劣化対策がどの程度行われているかを示す劣化対策等級についても、最高等級を取得している。
エントランスの先に広がる空間は、縦の広がりを感じさせる。
内装にもこだわりが感じられる。ガラス張りのエントランスをくぐると現れるのは、天井の高い空間。白と黒の大理石の質感と、大きなガラス窓から差し込む光が相まって、厳かな雰囲気が漂う。この白と黒の配色はエントランスホールにも引き継がれ、美しい対比を生み出す。
専有スペースの天井高は一般的に約2,450mmとされているが、このマンションは最大約2,700mmの天井高を誇る。建具もそれに合わせてデザインされた大型のもので、縦の広がりを演出。また、内装の素材は透明感を重視し、ガラスや石、タイルなどをバランスよく選んでいる。
最寄りの恵比寿駅までは徒歩8分で、ショッピングに便利な立地。
共用設備としては、留守がちでも荷物をスムーズに受け取れる宅配ロッカーを設置。駐車場、駐輪場、バイク置場も整備されている。駐輪場は屋内に設けられ、愛車を風雨にさらすことなく停めておくことができる。住人の生活を守るセキュリティ対策も充実している。オートロックや防犯カメラはもちろんのこと、ディンプルキー、防犯窓センサーなどを採用。さらに24時間セキュリティシステムを導入し、非常時には警備員が出動する体制をとっているため、安心して暮らすことができる。
空間から設備まで、きめ細かい気配りがなされたローレルアイ恵比寿ピアース。シンデレラのガラスの靴のようにぴったりと暮らしに寄り添って、幸せな日々をもたらしてくれそうなマンションだ。
物件名称 | ローレルアイ恵比寿ピアースMAP | 所在地 | 東京都渋谷区恵比寿1丁目30-1 |
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賃料 | --- 円 | 交通 | 山手線「恵比寿」駅徒歩8分 |
間取 | 1LDK,2LDK | 専有面積 | --- |
構造/階建て | 鉄筋コンクリート造/地上14階 | 築年月 | 2013/01 |
総戸数 | 60戸 | 管理人 | 日勤 |
駐輪場・バイク置き場 | 設備 | 、 | |
特徴 | 備考 | ||
特記事項 | 次回更新日 |
オートロックと管理人の窓口を設け、人の出入りを二重にチェック。加えて随所に防犯カメラが設置され、住人の安全を守る。共用設備としては、駐車場、駐輪場、バイク置場を整備。また、留守がちでも荷物を受け取りやすい宅配ロッカーは、忙しい毎日に嬉しい設備だ。
ローレルアイ恵比寿ピアースの敷地は、約57パーセントが空地。ゆったりとした空間に草木がふんだんに配置され、緑に包まれた住環境を生み出している。手入れが行き届き、樹形がすっきりと整えられている点も気持ちが良い。
恵比寿ガーデンプレイス(約870m/徒歩11分)。オフィスタワー、商業施設、ホテル、住宅などで構成される大型複合施設。1994年、ビール工場の跡地に誕生した。敷地内にあるヱビスビール記念館には、試飲もできるガイドツアーや、さまざまなヱビスビールを味わえるサロンなどが設けられている。
渋谷区立臨川みんなの図書館(約400m/徒歩5分)。渋谷区立臨川小学校の校舎の一部を利用した図書館。充実した児童書に加え、一般向けの資料も所蔵しており、子どもから大人まで親しみやすい図書館だ。
アトレ恵比寿(約590m/徒歩8分)。恵比寿駅直結の商業施設。食料品店からファッションや雑貨の店、レストランまで幅広くそろう。
現代アートに特化したブックストアとして知られるNADiff a/p/a/r/t(約280m/徒歩4分)。書籍やグッズを扱うほか、トークイベントや展示会も行っている。
都立広尾病院(約510m/徒歩7分)。内科や外科をはじめ、多岐にわたる診療科を有する。救命救急医療に特に力を入れており、万一の場合にも心強い。
サークルK恵比寿一丁目店(約150m/徒歩2分)。マンションから近く、日常の買い物に便利。
記事作成 2017/12/25 高橋千尋