バブル景気に沸いた1986年に生まれたアークヒルズ。今回は、その系譜を持つアークヒルズ仙石山森タワー内にあるアークヒルズ仙石山レジデンスを訪れる。アークヒルズが生まれたのは、世の中がバブル景気に沸き、日本の経済が絶頂期に見えていた時期。開発・運営は森ビルによって行われ、当時の民間による再開発事業としては最大級のものだった。多くの住宅を買い取って行われた再開発には反発が強く、完成までに20年近くかかった。アークヒルズとは、赤坂の「A」と六本木の「R」をつなぐという意味で、都心の街をつなぐ大規模再開発事業だった。アークヒルズはテレビ朝日や、ホテル、コンサートホール、オフィスビルなどから構成され、バブル期らしい華やかさを持っていた。そして、第二のアークヒルズの誕生の舞台は、出石藩仙石家の屋敷があった高台。そこを利用して生まれたのがアークヒルズ仙石山だった。
住宅やオフィスが入っているアークヒルズ仙石山森タワーの前には、大竹富江による『無限 “Infinite”』の作品がある。アークヒルズに住んでいる人の営みを永遠に育んでいくことを象徴している。
最初のアークヒルズのアーク・カラヤン広場のところでは、人工の滝が流れているところを見ることができる。
ここに建っているアークヒルズ仙石山タワーは、バブルが弾けた後に建てられただけに、初めにつくられたアークヒルズとは大きく違っている。コンセプトは「緑の生活都心」。緑の多い仙石山の特性を生かし、自然あふれる環境で、国際性や文化性を豊かにして、ずっと快適に暮らすことを目指している。
実際にアークヒルズ仙石山森タワーの前に立つと、木々に囲まれているのが実感できる。そこに流れている空気の薫りが、都会のものではないように感じるのだ。高台に沿って建物が建てられているため、立体緑園都市とも呼ばれているが、それもよく分かるつくりだ。
アークヒルズ仙石山レジデンスには、石造りのゲートによって導かれるアプローチを通っていく。とても距離が長い荘厳なアプローチを歩いていると、なぜか少し緊張する。
アークヒルズ仙石山の周辺は緑があふれており、野鳥も訪れるほどの自然がある。
オートロックを通って、建物内に入るとフロントサービスの方が2名立っている。その前を過ぎて乗り込んだエレベーターは、特定階にしか止まらないフロアカット機能を備えていた。各所には監視カメラを備えており、24時間のチェックが行われているなど、頼もしいほどのセキュリティ体制が敷かれている。
共用設備についても充実している。棟内にはヒルズスパ仙石山があり、目の前に東京タワーを臨むプールやフィットネスジム、エステティックサロンなども完備しており、営業時間内ならいつでも利用できる。また25階には天井高が6.8mあるビューラウンジがあり、レインボーブリッジや東京タワーなどの眺望を存分に楽しめる。キッチンも併設しており、パーティーなどで利用することも可能だ。このほかにも地下1階のエントランスにはドアマンによるお出迎えがあるのも嬉しい。
アークヒルズ仙石山レジデンスのエントランスは、石造りの柱を用いた長いアプローチが特徴的。
耐震性能についても優れている。ブレーキダンパーと粘性体制震壁の2種類の最新制震装置を採用しているため、様々な揺れに対しての制震機能を備えている。
アークヒルズ仙石山森タワーの前には、「無限」を表す記号を象った大竹富江による『無限 “Infinite”』という作品がある。これは、文字通りアークヒルズの無限の発展を願ってつくられたものだ。その作品は、仙石山の緑のなかでしっかりと根を下ろしている。長い時間を快適に過ごせる住まいを見つけることは難しいことだが、ここアークヒルズ仙石山レジデンスなら、そんな望みを無限に叶えてくれるに違いない。
物件名称 | アークヒルズ仙石山レジデンスMAP | 所在地 | 東京都港区六本木1丁目9-18 |
---|---|---|---|
賃料 | --- 円 | 交通 | 東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅徒歩4分 |
間取 | 2LDK,1LDK,3LDK,1R,5LDK | 専有面積 | --- |
構造/階建て | 鉄筋コンクリート造/地上48階地下4階 | 築年月 | 2012/08 |
総戸数 | 243戸 | 管理人 | 常駐 |
駐輪場・バイク置き場 | 設備 | 、 | |
特徴 | 備考 | ||
特記事項 | 次回更新日 |
石づくりの柱があるアプローチから建物内に入っていくと、天井が高く開放感のあるエントランスホールが現れる。大きな窓からは庭園が見られ、上質なソファに座って、ゆっくりくつろぐことができる。またビューラウンジやゲストルームも用意されており、都心での暮らしを満喫できる。
エントランスには、オートロックシステムを採用。各所に設置された監視カメラによる24時間の集中監視システムや、フロントカウンターでの入館者チェックが行われている。セキュリティ体制がしっかりと確立しているため安心して暮らすことができる。
地下1階ではドアマンによる入居者の出迎えや見送りが行われ、タクシーを呼んだときの待機スペースも用意されている。乗り降りがスムーズに行われ、雨天時には濡れることなくマンション内に入ることができる。地下から地上へのエスカレーターも設置されているなど、上層階までの導線も考慮されている。
大江戸線六本木一丁目の駅と直結している泉ガーデンタワー(約320m/徒歩4分)には、レストランやフィットネスクラブ、美容室、薬局、コンビニなどが入っているため、様々な用事を済ませることができる。駅ビル内にも植栽されており、広場でくつろぐこともできる。
麻布通り沿いにあるミンクスの台所(約480m/徒歩6分)では本格的なベラルーシ料理が味わえる。豚肉や魚を使った料理が素朴で美味しく、ワインも味わい深い。
まいばすけっと六本木1丁目店(約200m/徒歩2分)がすぐ近くにあるため、必要なものを揃えることができる。
アークヒルズ仙石山レジデンスから西へ行ったところには、首都高都心環状線が通っているため車での移動も便利だ。
品揃えが豊富な成城石井の赤坂アークヒルズ店(約600m/徒歩8分)が徒歩圏内。生鮮品の買い物にも困ることはないだろう。
全特六本木ビル内に郵便局(約300m/徒歩4分)があるため、駅に行くときに気軽に利用することができる。
記事作成 2017/9/29 清水学
清水 学
飲み歩きとジョギングにはまって約10年。静かで楽しく過ごせる環境や、ゆったりくつろげる部屋があるなら引越しも考え中です。自分の今後のことも念頭にしっかりとレポートしていきます。
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