恵比寿という地名は、この地に設けられたビール工場の製品名に由来している。ビール工場は1985年に閉鎖され、跡地の再開発により魅力的な街が誕生した。恵比寿ガーデンプレイスだ。ビールの街から感度の高いファッションタウンへと変貌を遂げた恵比寿。街を歩いてみると、なんとなく品が漂う恵比寿。今では、ファッショナブルな恵比寿ガーデンプレイスだが、この場所には、かつては意外な建物が建っていた。
「恵比寿南一公園」(約300m/徒歩4分)イカの滑り台がシンボルの公園。沢山の家族連れが集う。
エルスタンザ恵比寿外観 ベージュ色のタワーが街に映える。
現在の恵比寿エリア周辺には、大名の下屋敷が建っていた。恵比寿三丁目は、かつて伊達町という町名だったが、この名も宇和島藩の下屋敷があったことに由来している。宇和島藩を治めていたのが伊達家であったことから名付けられた。伊達家とは、仙台に本拠地のある独眼竜正宗率いるあの伊達家のこと。恵比寿二丁目や三丁目には、「伊達坂上」や「伊達坂」などの地名が残っている。由緒ある伊達家の屋敷は、幕末になると敷地を没収された。
その後、明治から昭和の初めにかけて、この地域一帯に現・サッポロビールの前身の会社が工場を建て、1890年には「恵比寿ビール」という名のビールが発売された。さらに、1901年から1906年頃にかけて、ビール積み出し用の貨物駅が開設され、旅客駅も開設されることになる。こうして駅周辺地域が「恵比寿」と呼ばれるようになり、それが定着し、地名はその後も恵比寿となった。
今では恵比寿ガーデンプレイスを代表に、すっかりお洒落な街として知られている。
エルスタンザ恵比寿外観 地上14階建、鉄筋コンクリート造の堅牢なレジデンスだ。
JR恵比寿駅をあとに、恵比寿南一丁目を歩いてみる。恵比寿駅前には、カフェや飲食店、それにファッションブティックなどが入った商業施設のアトレがある。勤め帰りでも、遅くまで開いているためとても便利だ。繁華街と言えば、恵比寿の街では、老舗が並ぶ恵比寿銀座のことを指す。この通りには、恵比寿一の歴史を誇る老舗喫茶店の「銀座 恵比寿」がある。コーヒーの味わいは、深みがあり通好み。常連客が多いのもうなづける。恵比寿銀座から、左に折れると、緩やかな坂道に続く。真っ直ぐに上れば恵比寿ガーデンプレイスに行き着くが、道沿いには洒落た店や公園が点在し、立ち寄らずにはいられない。
その一つ「カフェ ジタン」は、アメリカニューヨークに本店を構えるおしゃれなカフェ。日本では恵比寿店が一号店。世界最小の粒状パスタ―クスクスやハンバーガーが人気のメニュー。店内をこっそり覗くと、イケメンの外国人バーテンダーが笑顔で挨拶してくれた。
そしてその先には、恵比寿南一公園がある。公園には、密かにブームになっているイカをモチーフにした滑り台がある。訪れた日も、親子連れが何組もイカ滑り台で遊んでいた。かつてはもう少し厳ついイカの形だったというが、いつのまにかイカ滑り台はリニューアルされ、今ではすっかり子供たちに人気の遊具になった。この南一公園、ガーデンプレイスが出来る前には、恵比寿南一丁目では唯一の大きな公園だったため、お年寄りなどには馴染みが深く、今でも根強い人気がある。わざわざイカを見に来るカップルが居たり、イカとガーデンプレイスの建物を背景に自撮りで記念撮影をする若者もいるほどだ。少し歩いただけでも、魅力あふれる地域であることが分かる。
エルスタンザ恵比寿エントランス プライバシーに配慮し、裏通りの人目に付かない場所に住人専用のメインエントランスがある。
そうした個性派揃いの店や施設が多い恵比寿南一丁目。今回、取材をするのが「エルスタンザ恵比寿」だ。駒沢通りを折れて奥に入った落ち着いた住環境。外観は、白とベージュをベースとしたおしゃれで重厚感を感じるデザインだ。エルスタンザ恵比寿は、2016年2月築の総戸数51戸のレジデンス。地下1Fには焼肉バルが、1Fにはコンビニエンスストア、2Fにはカフェ&バーが店舗を構え、3階以上がレジデンスとなる。住人にとっては、足元に美味しそうな料理の店やコンビニがあり、利便性の高い立地となる。
エルスタンザ恵比寿は、全戸南西住戸につき、眺望、日当たり、通風などは良好だ。また、全戸インターネット使用料無料という嬉しい特典付き。
セキュリティは、オートロックが完備されている上に、敷地内には複数の防犯カメラが設置されている。さらに、普通の鍵より防犯性の高いディンプルキーを採用しているため、深夜に帰宅しても安心出来る。各戸モニター付きのインターフォンがあり、訪問者の顔を確認することが出来る。
共用部についても、秀でている。宅配ボックスがあるため、普段忙しくて荷物を受け取れない方にとっては嬉しい設備だ。敷地内には、24時間利用出来るごみ置き場があるため、いつでもごみを捨てられる。
エルスタンザ恵比寿は、隠れた恵比寿の魅力を楽しめるよう、好都合な場所に立地している。恵比寿のガーデンプレイス以上に、個性的で品がある恵比寿を堪能したい方にとっては、穴場狙いの南1丁目のこの物件はまさにうってつけと言えよう。
物件名称 | エルスタンザ恵比寿MAP | 所在地 | 東京都渋谷区恵比寿南1丁目3番2号 |
---|---|---|---|
賃料 | --- 円 | 交通 | 東京メトロ日比谷線「恵比寿」駅徒歩2分 |
間取 | 1LDK,1R,1K | 専有面積 | --- |
構造/階建て | 鉄筋コンクリート造/地上14階地下1階 | 築年月 | 2016/02 |
総戸数 | 51戸 | 管理人 | |
駐輪場・バイク置き場 | 設備 | 、 | |
特徴 | 備考 | ||
特記事項 | 次回更新日 |
建物の地下1階と2階には飲食店が、1階にはコンビニエンスストアが入っているため、買い物をし損ねても安心だ。地下1階の「肉バルSalt」は、Tボーン ジビエなどが自慢の店。1階にはコンビニのサンクスがあり、飲料水や軽食などを買い求めることが出来る。2階の「グリルバーdot」は朝4時まで営業しているため、恵比寿のオトナの夜を満喫できそうだ。
メインエントランスには、モニター付きのオートロックが備えられており、複数の防犯カメラが設置されている。エレベーターに乗ると、用件が無い階数には停まらないため、さらなる防犯効果が期待できる。またエレベーター内には防犯カメラが設置されており、不審者対策を徹底していることがうかがえる。
留守がちでも荷物を受け取れる宅配ボックスの設置や、24時間利用できる敷地内のゴミ置き場は、仕事で遅くなっても気にせず使える便利な共用設備。また、メインエントランスとは別出入り口を使って地下へと進めば、屋内駐輪場がある。盗難防止に効果があり、また雨天時にも愛車を濡らすことがなく、利用者のことを考えた設備だ。ロビーやエレベーターホールは、掃除が行き届いており住人同士が気持ちよく利用できるように管理されている。
「恵比寿ガーデンプレイス」(約400m/徒歩5分)「ビヤステーション」や「恵比寿三越」などは、佇まいも格調高い恵比寿ガーデンプレイスの顔。恵比寿を代表するエリアだ。恵比寿南に住めば、恵比寿の歴史と今を享受でき、毎日がガーデンプレイスと共にある。
「アトレ恵比寿」(約300m/徒歩4分)化粧品やアパレル、カフェやレストランなどが入る恵比寿駅前の大型商業施設。
「カフェ ジタン」(約200m/徒歩3分)ここはニューヨークかと思うほど、お洒落なカフェ。ニューヨークのソーホーで生まれた人気のカフェレストランの日本一号店がここ。
「恵比寿南一公園」(約300m/徒歩4分)イカをモチーフにした滑り台がトレードマークの公園。恵比寿ガーデンプレイスに隠れて目立たない穴場の公園だ。
「恵比寿銀座」(約150m/徒歩2分)カフェやイタリアン、居酒屋など気軽に立ち寄れる店がいっぱい。恵比寿最古の喫茶店「喫茶 銀座 恵比寿」がある。
「ピーコックストア恵比寿南店」(約50m/徒歩1分)エルスタンザ恵比寿の向かいにあるスーパーマーケット。夜11時まで開いているため、仕事帰りにも寄れる便利な店。
記事作成 2017/11/10 岡田和彦