知人の中に、恵比寿に住む「ちょい悪」な友人がいる。まるで、トレンディドラマのような生活をする彼の話では、恵比寿に住むメリットは、さまざまな成功者と近所のバーで知り合うチャンスがあることだという。
道を極めた人たちだからそういう人たちと知り合えるのがいい、と言っていた。なんだか凄い感覚だ。迂闊には、近寄り難い。
全体的にオシャレな街のため、近所のコンビニに夜食を買いに行くときもスウェット上下で行くのは、ちょっと抵抗あるだろう。
恵比寿って地名ブランドがものすごくイイ。男がここに住んでたら、女性は間違いなく「おっ、こいつヤルな…」と思う…はず。特に金銭的に余裕がある、ちょい悪でダンディな大人が相手なら、もう簡単についていってしまうかもしれない。恵比寿とちょい悪。この組み合わせが、悔しいけれど格好いい。
「恵比寿ガーデンプレイス」(約300m/徒歩4分) 渋谷区と目黒区にまたがる複合施設。サッポロビール工場跡地の再開発事業として1994年に開業した。
コモド恵比寿外観 木調ルーバーがコンクリート打ち放しに映える。
その知人の話、あまり細かく話すと、個人を特定してしまうので、肝心なところはぼかすとしよう。仕事は翻訳業。収入は、計り知れず。恵比寿の南に一人で住んでいる。恵比寿ガーデンプレイスまで、徒歩3分という話だ。愛車はドイツのP社のもの。真っ白のボディで、汚れが付いているところを見た事がない。
時々彼に会うのだが、その度に彼女が違う。時代に合ったファッションで身を包んでいる、格好の良い女性が傍にいるのだ。どこで、そうした技を磨いているのか。それは恵比寿のバーに違いない。
恵比寿の街は、恵比寿ガーデンプレイスのイメージが強いが、それ以外の部分は、はっきり言って普通の街並みだ。駅前にはファストフードや駅ビルなども多くある。しかしそこは恵比寿。やはりスーパーマーケットは、成城石井やシェルガーデン - ザ・ガーデン自由が丘など、高級路線の店が多い。夜遅くまで開いているスーパーマーケットも多く、日々の買い物には困らない。困るとしたら毎日の食費だ。
5階建の鉄筋コンクリート造。頑丈なイメージだ。
恵比寿ガーデンプレイスは、クリスマスになるとイルミネーションが点灯する。独り身のときはカップルばかりでうんざりするほど。
運よくデートが出来るとなったら、1つ大きな弱点がある。それは「恵比寿ガーデンプレイスに行くまでが意外と長い」ということだ。駅からは恵比寿スカイウォークという動く歩道を通って行くのだが、これが地味に長い!初デートなどで会話が得意じゃない人は、気まずい沈黙が流れること間違い無し。そんな時にも、私の知人は、あらかじめすべらない話を3つほどしたためてここを通っているという。これこそ、ちょい悪オヤジであり続けるため、いつも涙ぐましい努力をしていることを物語っている。
ガーデンプレイスには超高級フレンチのお店、ガストロノミーとラターブルドゥ・ジョエル・ロブションがある。超高級と言っても、ランチメニューなら1人1万円くらいからのコースもあるので、がんばればなんとかいける。ディナーは、恋人と2人で行ったら84,000円(税・サービス料抜き)程度…さらにワインを飲むと合計で100,000円くらいは覚悟したほうが良さそうだ。私の知人に言わせると、それくらいしてはじめて、オトナの女性と対等に話が出来るのだそうだ。さすがは恵比寿。
恵比寿ガーデンプレイス内には、三越も入っており、重厚な造りは恵比寿流。
俺のフレンチや、俺のイタリアンで有名な俺のシリーズだが、恵比寿ガーデンプレイス内には比較的庶民的な俺のベーカリー&カフェがある。気になったのだが、やはり混んでいたので断念。
駅前のアトレはもうちょっとハードルが低く、デパ地下的な惣菜やスイーツのフロアがあったり、スターバックスや洋服のお店など各種取り揃っている。また、成城石井も、コーヒーの高級店、猿田彦珈琲もこちらに入っている。
なにからなにまでセレブ仕様だ。裕福な経済状態で、この場所に住んだら楽しいのだろうと感じる。とはいえ、平日はほとんど仕事をしているというひとは、恵比寿にいる時間帯はお店が閉まっていることがほとんどになる。ということは平日も恵比寿でまったりできる主婦や、家で仕事をしている人こそが、このセレブな恵比寿という空間を堪能できるということだ。だから知人のように、翻訳家ならもうやめられまへんな。夜のバーにくりだして、そこで夜な夜な遊びまくっているのだ。
内廊下を採用し、各階のホールは洒落たデザインだ。
さて、本日紹介するのは、ちょい悪オヤジにも人気がありそうな恵比寿南二丁目に建つ物件、「コモド恵比寿」だ。コモドと聞くとコモドオオトカゲと関係があるのかと思うのは、私だけか。コモドとは、イタリア語で「快適」を意味する言葉。
その名の通り、陽が当たる白亜の建物からは、少し丈の短いパンツが今風の、白いスーツに身を包んだちょい悪オヤジが出てきそうだ。
建物は、鉄筋コンクリート作りの地上5階建て。いかにも、お洒落なマンションだ。ここを拠点に、昼間は適当に仕事をして、夜には有り余る財力を使って遊びまくる。そして、各業界のトップクラスの富裕層たちと、語り合うというわけだ。
たまには、お持ち帰りも可。その時に、言うセリフは、「うちに来ると、コモドに会えるよ」「えー、何それ?」「まあ、来てみなよ。ドンペリも冷えてる。」夜の恵比寿を走り去る白い空冷P社の車。夜なのにサングラスのオヤジ。店の前からコモド恵比寿までまっしぐらだ。くー、やはり羨ましいぞ。それ、私も恵比寿でやりたいな。男が憧れる、暮らしぶりを手に入れるには、まずは蓄えが必要だ。
次回は、渋谷に出没する、ピチピチお姉ちゃんをレポートするとしよう。
物件名称 | コモド恵比寿MAP | 所在地 | 東京都渋谷区恵比寿南二丁目24番5号 |
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賃料 | 139,000 円~174,000 円 | 交通 | 山手線「恵比寿」駅徒歩7分 |
間取 | 1R,1K,1R,1LDK,2LDK | 専有面積 | 26.22㎡~35.08㎡ |
構造/階建て | 鉄筋コンクリート造/地上5階 | 築年月 | 2018/02 |
総戸数 | 17戸 | 管理人 | 巡回 |
駐輪場・バイク置き場 | 設備 | 、 | |
特徴 | 備考 | ||
特記事項 | 次回更新日 |
メインエントランスにはオートロックが設置されて、防犯カメラが複数設けられている。シンプルにして必要充分のセキュリティ装備が、住む人を日夜守っている。
24時間利用できるゴミ置場や、留守でも荷物を受け取れる宅配ボックスは、便利な共用設備だ。それに加えて屋内駐輪場は、愛車を雨風から守ってくれる。また、内廊下やエレベーターホールは外から見えない為、プライバシーの保護にも有効だ。
外壁の木調ルーバーはこの建物のアクセントとなるデザインだ。コンクリート打ち放しの外観に良く映える。また、角面のガラス部分がこの建物に高貴なイメージを与えている。建物をとりまく緑の植栽も低層階のプライバシーを守りながら、癒やしの場を創り出している。
高貴なまでに格調高いレストラン「ジョエル・ロブション」をはじめ、センター広場、三越、俺のベーカリー&カフェ、サッポロビアステーションなど、いずれも大規模で品のある造りに圧倒される。お洒落な佇まいに酔いしれていると、帰るのも忘れてしまいそう。
渋谷区の恵比寿は、交通機関に恵まれた街。JR山手線をはじめ、地下鉄日比谷線の恵比寿駅が便利だ。また路線バスも豊富にあり、コミュニティバスのハチ公バスも物件から徒歩で2分の距離に停まる為、渋谷方面に出るにも大変便利だ。
「ツタヤ恵比寿ガーデンプレイス店」(約500m/徒歩7分)ガーデンプレイスと同じ年にできたTSUTAYA恵比寿ガーデンプレイス店。ウエスティンホテルの隣に位置する格調高いレンタルショップ。散歩がてら寄るのに丁度いい。
「東京都写真美術館」(約400m/徒歩5分)1995年に開館した写真と映像専門の公立美術館。
「厚生中央病院」(約400m/徒歩5分)徒歩圏内に総合病院があると心強い。
「恵比寿スカイウォーク」(約350m/徒歩5分)JR山手線恵比寿駅から恵比寿ガーデンプレイスまで続く動く歩道。
「成城石井恵比寿アトレ店」(約550m/徒歩7分)豊富な品揃えの高級食材が手に入る。
「恵比寿銀座」(約400m/徒歩5分)JR恵比寿駅から恵比寿南方面に延びる繁華街。常連客が集う老舗の喫茶店などが多く集まる。
記事作成 2018/2/15 岡田和彦