勝どき、月島、豊洲などに代表される湾岸エリアは、東京都心の新たな住宅地として近年ますます注目が集まっている。今後も複数の大規模開発が予定されており、まだまだ発展が期待できそうだ。
三菱地所レジデンスと鹿島建設が手掛けた「ザ・パークハウス 晴海タワーズ」は、そんな湾岸エリアの一角に誕生したばかりの新しいタワーマンションである。銀座まで約2.5㎞、丸の内まで約3.5㎞という都心から非常にアクセスのいい立地ながら、晴海運河に面した開放感のあるウォーターフロント。緑豊かな周辺環境とも相まって、気軽に自然と触れ合える非常に恵まれた場所と言えるだろう。
「ザ・パークハウス 晴海タワーズ」は2棟で構成されるツインタワーレジデンス。「ティアロ」(右)は折り紙、「クロノ」(左)は織り布をモチーフにデザインされている。
2棟のタワーをゆるやかにつなぎながら一体感を生み出す庭園街区。真ん中の並木道を中心に、美しくデザインされたレイアウトが見事だ。
名前が「タワーズ」と複数形になっていることからもわかるように、このタワーは「ティアロ」と「クロノ」という2つの棟で構成されている。49階建のタワーが2棟、合計1744戸ものビッグプロジェクトが立ち上がったのは、今から10数年も前のこと。設計を担当したチームは今までにないマンションづくりを目指して、ファサードやランドスケープのコンセプトデザインを海外の建築家に依頼することに。そこで白羽の矢が立ったのがニューヨークの建築家、リチャード・マイヤー氏だった。ロサンゼルスの美術館「ゲッティ・センター」をはじめ、数々の国際的な都市建築を手がけ、建築界最高の賞「ブリツカー賞」を当時最年少の49歳で受賞した著名な建築家である。
エスペラント語で王冠の意味をもつ「クロノ」、ティアラの意味を持つ「ティアロ」。時代や流行に左右されることなく、いつまでも輝き続ける存在であるようにとの願いをこめて名づけられた両タワーの外観デザインは、それぞれ日本の伝統的なモチーフ「Weave」(織り布)と「Origami」(折り紙)をコンセプトにしている。互いの個性を主張しながらも、共鳴し合うようなマイヤー氏の美しいデザインは外部からの評価も高く、2016年にはグッドデザイン賞も受賞している。
敷地内の緑化スペースには、四季それぞれに楽しめる樹木や水辺、広場をバランスよく配置。公園に行かずとも、気軽に自然と触れ合える。
2棟を取り囲む、ランドスケープのデザインもすばらしい。合わせて29,800平米もの広大な敷地は、その4割以上を緑化。四季それぞれに楽しめる樹木や水辺、広場を配置して、毎日の生活に潤いを与えてくれる。タワーズの南側には、滔々と流れる広大な晴海運河。心癒される水辺の景色はもちろん、日が暮れればラグジュアリーな都会の夜景も楽しめる。
さらに特筆したいのが、「ザ・パークハウス 晴海タワーズ」の誇る防災性だ。3日分の水や食料などを確保した各フロアごとの防災倉庫に加えて、室内の揺れを大きく軽減する最新の免震構造を採用。東京都内の免震マンションとして初めて、長期優良住宅認定も取得している。超高層タワーマンションで暮らすうえで、こうした安心感は住人にとって非常に大切なものだろう。
セキュリティ面においても、オートロックや防犯カメラなどを標準装備しているのはもちろん、エントランス前では警備員が、フロントではコンシェルジェがつねに目を光らせていてくれる。何とも頼もしいかぎりだ。
タワーズの南側には、幅470mもの広大な晴海運河。ホッとする水辺の風景を眺めながら、散歩やウォーキングするのも楽しい。
湾岸エリアの開発は、東京オリンピックに向けてますます拍車がかかっている。晴海5丁目には選手村が計画されており、大会後はその跡地を利用して、官民一体となった大規模な街づくりが進められる予定だ。
なかでも注目されているのは、新たな公共交通インフラであるBRT(バス高速輸送システム)。まず2019年に新橋駅~豊洲駅、新橋駅~勝どきの2ルートで運行を開始し、オリンピック後には新客船ふ頭ターミナルビルや東京駅への延長も検討されている。「ザ・パークハウス 晴海タワーズ」の道路向かいにもBRTの交通結節機能が整備される予定のため、ますます都心部へのアクセス向上が見込めそうだ。
今後もダイナミックに変貌していくこの街を眺めながら、美しいタワーレジデンスで暮らす。ぜひワクワクしながら楽しんでほしい。
物件名称 | ザ・パークハウス晴海タワーズティアロレジデンスMAP | 所在地 | 東京都中央区晴海2丁目3-2 |
---|---|---|---|
賃料 | --- 円 | 交通 | 都営大江戸線「勝どき」駅徒歩13分 |
間取 | 3LDK,2LDK,1LDK | 専有面積 | --- |
構造/階建て | 鉄筋コンクリート造/地上49階地下2階 | 築年月 | 2016/03 |
総戸数 | 861戸 | 管理人 | 常駐 |
駐輪場・バイク置き場 | 設備 | 、 | |
特徴 | 備考 | ||
特記事項 | 次回更新日 |
大規模タワーだからこそ実現できた、2層吹抜けのエントランスホール。美しくデザインされた照明や壁面が目を楽しませてくれる。
開放的なガラス面からは明るい光が差し込み、敷地の緑やウォーターガーデンの風景に心安らぐ。
2階には居住者専用スペースである「ルーフガーデン」、30階には都心の夜景とバーサービスに酔いしれる「ティアロラウンジ」。
その他にもカフェラウンジ、ライブラリーラウンジ、キッズルーム、キッチン&パーティスタジオ、フィットネススタジオ、防音に配慮したサウンドサークル、ゲストルームなど多彩な共用施設が利用できる。
晴海アイランドトリトンスクエア(約600m/徒歩8分)。3棟のオフィスビルを中核とした複合商業施設で、多くのショップや飲食店が利用できる。のんびりリラックスできるテラスや子どもが遊べる広場もあり、近隣の親子連れなどで賑わう。
トリトンスクエア沿いには晴海運河が広がる。ショッピングの合間に、水辺の風景に癒されながら散歩するのも楽しい。
大江戸線の勝どき駅(約1040m/徒歩13分)。大江戸線と有楽町線が使える月島駅からもほぼ同距離だ。
月島名物と言えば、やはりもんじゃ焼き。家族や友人と連れ立って、もんじゃパーティも気軽に楽しめる。
アーバンドックららぽーと豊洲(約1400m/徒歩18分)。海に面したロケーションが魅力の大型商業施設。映画館や子どもたちに人気の「キッザニア」に加え、約180のショップが集まっており、1日じゅう楽しめる。
中央区立月島第三小学校(約500m/徒歩7分)。戦前に開校した歴史ある公立小学校。クラシカルで格調高い校舎が目を惹く。
記事作成 2017/8/4 大家リリコ
大家リリコ
ライター業をやりながら、アパートも運営するサラリーマン大家。築70年超の古民家をリノベした自宅に住んでいます。築古から新築まで、いろんな物件を趣味と実益を兼ねて見に行くのが大好き!
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