東中野という地にどのようなイメージを持っているだろうか。中野区の最東部に位置し、新宿にほど近い場所で、街全体が下町の雰囲気があるが、中野ほどの賑やかさはない。あまり目立った特徴はないと感じている人もいるかもしれない。しかし、実は今も昔も東中野は注目の土地だ。今回は東中野5丁目のランドマークとして聳える「ユニゾンタワー」を訪れ、改めてそのことを実感した。
東中野の歴史を紐解くと、周辺は江戸時代には春日局の下屋敷があり、その後は将軍の鷹狩場として利用されていた。明治時代になると四季折々の花を栽培し、それを東京中に出荷する「花園」になった。それは東中野本通りと神田川の間、現在の中野5丁目付近に広がっており、華州園と呼ばれていたという。その広さは1万5000坪にも及んだというから驚きだ。東京ドームくらいの広さの土地に花がいっぱいに咲き誇っていたそうで、それは壮観だったことだろう。
マンションの1階には京王ストアとミネドラッグが入っている。そのほかにも上島珈琲店、ちよだ鮨、ポニークリーニング、三井住友銀行などがある。
2階にはフィットネスジム、音楽・英語教室、ボディケア・フットケアの店舗、3階には医療に関わる施設があり、日々の暮らしにまつわる様々なことを建物内で行える。
そんな華やかな場所に建てられたのが「ユニゾンタワー」だ。花が咲き誇っていた場所というのは、人に安らぎを与える。花嫁がブーケを投げて幸せを引き継いでいくというのも花の持つ良いイメージだ。しかも、この「ユニゾンタワー」のあった場所は日本閣という結婚式場の敷地だったところに建てられており、現在もマンションの横には「west53rd日本閣」という結婚式場が残っている。何十年もの間、多くのカップルが結婚式を挙げて、幸せを誓い合ってきたところにマンションが建っているのだ。
ユニゾンのイメージでつくられたロゴデザインがエントランスにある。暮らしに必要ないくつもの要素が重なり合っているこのマンションの特徴を分かりやすく表している。
ユニゾンタワーは、JR東中野駅の東口を降りてすぐそばのところに聳えている。逞しい男性の腕のような力強さを感じさせるフォルムは、どこか安心感を与えてくれる。見上げると、各階に広々としたバルコニーが見え、部屋からの眺望も良さそうだ。駅直結の歩道橋を進んでいくと、マンションの2階部分にあるエントランスに辿り着く。時間にして約1分。前に立つと建物が重なったようなロゴマークが見えた。これはユニゾン、つまり「調和」を表しているという。人と住まい、暮らしと環境、都市と自然など、それぞれが調和していくことで新たなライフステージを生み出していくことがコンセプトとなっている。
そのコンセプト通りに1階から3階の部分には様々な施設が入っていて、暮らしと密着している。1階にはスーパーとドラッグストア、2階にはフィットネスジム、各種教室やボディケア、3階には医療関係の施設などが入っている。ここに住んでいると、出かけるのが面倒に感じるようなときでも、身近で様々なことに対応できるため、とても便利だ。
スラリと伸びる8角形のタワーは、東中野のランドマークとなる存在感。瀟洒なイメージで住み心地の良さを感じさせる外観だ。
安心感のある厳重なオートロックを抜けてマンションの住居部分に入っていくと、広くて明るいロビーがあり、フロントカウンターも設置されている。困ったことがあったとき、すぐに相談できる。エレベーターは待ち時間がないように3基あるのが嬉しい。宅配ボックスや集合ポストも備え、各階に24時間利用可能なゴミ置き場が用意されている。駐車場、駐輪場、バイク置き場もあり、共用設備はとても充実していて使いやすい。
住みやすさが満載の設備だが、それだけではなく、自然美もしっかりと考慮されている。隣のwest53rd日本閣の敷地内には眩しいほどの緑があふれ、とても美しい景観を見せてくれる。また近くには神田川が流れ、川沿いには遊歩道が設けられている。川のせせらぎとまわりの緑を見ながら、ゆっくり散歩するのは至福の時間となるだろう。
江戸時代には狩場として利用されて野趣に富んでいた場所が、やがては「花園」になり、現在では人々の暮らしを華やかにする豊かさを提供するようになっている。そんな土地に、素晴らしい調和を保った環境をつくりあげた「ユニゾンタワー」は、きっと快適な暮らしを約束してくれるだろう。
物件名称 | ユニゾンタワーMAP | 所在地 | 東京都中野区東中野5丁目1-1 |
---|---|---|---|
賃料 | 133,000 円~325,000 円 | 交通 | 総武・中央緩行線「東中野」駅徒歩1分 |
間取 | 1LDK,1DK,1K,2LDK,3LDK,1R | 専有面積 | 28.29㎡~79.85㎡ |
構造/階建て | 鉄骨鉄筋コンクリート造/地上31階地下2階 | 築年月 | 2007/11 |
総戸数 | 297戸 | 管理人 | 常駐 |
駐輪場・バイク置き場 | 設備 | 、 | |
特徴 | 備考 | ||
特記事項 | 次回更新日 |
エントランスからロビーの部分は清潔感があって洗練されたホワイトとブラウンのカラーで統一されている。観葉樹やイラストが飾られ、来訪者が気持ち良く過ごせるような工夫が凝らされている。
必要な共用スペースはひと通り揃っているので、快適に暮らせる。駐車場にはターンテーブルを備えているため、出入庫がスムーズ。また宅配ボックスや集合ポスト、自転車置き場も完備している。
駅前にはアトレヴィ東中野(330m/徒歩5分)があり、食料品や雑貨、メンズ・レディースファッション、カフェ&レストランなど、様々な施設が入っている。駅の中にあるため、会社帰りなどに寄って買い物をすることもできる。ここだけで、暮らしに必要なものをほとんど賄えてしまうのは嬉しいところだ。
マンションからほど近いところにファミリーマート東中野駅北店(160m/徒歩2分)がある。マンション下で買い物ができない時間帯に利用できる。
ジャズスポット・セロニアス(180m/徒歩3分)は平日が19時~23時、土日は13時~17時がライブタイム。会社帰りに寄ることもできる距離にある。
JR東中野駅の西口には東中野銀座通り商店街(390m/徒歩5分)がある。早稲田通りまで約600m続く商店街には様々な店がずらりと軒を連ねる。4月には桜祭り、8月には盆踊り大会が開かれるなどイベントも盛んだ。
1994年にオープンしたBOX東中野を引き継ぐ形でオープンしたポレポレ東中野(230m/徒歩3分)。単館系作品のなかでもドキュメンタリーや新人の作品を優先して上映される個性的な映画館だ。
マンションの東側には神田川(180m/徒歩3分)が流れており、川沿いには遊歩道が整備されている。春に桜を見ながら小滝橋までを散歩できる。
記事作成 2017/8/2 清水学
清水 学
飲み歩きとジョギングにはまって約10年。静かで楽しく過ごせる環境や、ゆったりくつろげる部屋があるなら引越しも考え中です。自分の今後のことも念頭にしっかりとレポートしていきます。
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