狸穴(まみあな)という地名は、知らないと読めない難読地名にカウントしてもよいと思う。港区麻布狸穴町と麻布2丁目との境界、ロシア大使館西脇を下る狸穴坂という江戸時代からある坂の名前が、そのまま地名になっただけなのだが、狸穴坂の名前の由来は―というと、まみ=狸・ムササビまたはアナグマの類で、まみが住む穴(まぶ)が坂下にあったという話だ。つまり、昔はそれほど田舎もとい自然に恵まれた土地だったのだろう。単なる坂の名前にも関わらず、サザンオールスターズ の『 愛と欲望の日々』をはじめ、さまざまな作品に名前が登場しているのも面白い。
新一の橋交差点(約140m/徒歩2分)からは、首都高速都心環状線の飯倉出入口まで約600m。
シンプルでスタイリッシュな「ラフォンテ麻布十番」のエントランス。
今では狸穴という地名、狸穴坂という坂の他に狸穴公園という公園があり、近隣の子どもたちの格好の遊び場となっている。この公園から徒歩4分ほどの場所に建つのが、2016年9月竣工の「ラフォンテ麻布十番」だ。狸穴公園は六本木駅、神谷町駅、赤羽橋駅、麻布十番駅のちょうど真ん中位に位置するが、「ラフォンテ麻布十番」は麻布十番駅徒歩2分、外苑東通りと麻布通りが交差する、新一の橋からすぐの場所だ。外苑東通りというのは、上を首都高速が走る幹線道路だが、この大通りから一本中に入っただけで、閑静な住宅街が広がる。
エントランスを入ると、ソファが設置されている。タクシー待ちなどの際に便利だ。
ちょうど「ラフォンテ麻布十番」が建つ場所も、住宅街の一画。建物の周囲には四季を身近に感じられる草木が配置されており、外観とのコントラストが美しい。また、建物の中に入っても植栽が楽しめるように工夫されていることにも改めて気がついた。エントランスホールに設置されたソファに座ると、ちょうど緑が目に入るようになっているのだ。まるで縁側から庭を眺めるように自然を身近に感じられる機会は、都心暮らしではなかなか味わえないのではないだろうか。
ホテルライクな内廊下の設計。荷物が多くても、すんなり通れるゆとりある造り。
多くの人で賑わう麻布十番から近い立地となると、セキュリティ面が気になるところだが、オートロックのエントランスに加え、各所にカメラが設置されており、防犯にひと役かっている。また、マンションは24時間有人管理であり、各住戸の玄関はディンプルキーのダブルロック。安心して暮らすことができる環境だといえる。
近隣は、多数の店舗が立ち並ぶ麻布十番商店街や輸入食材が揃うスーパーマーケットがあり、買い物をするのに便利な環境。六本木ヒルズまでも徒歩15分ほどで行くことが可能。六本木まで徒歩圏内とはなんと便利な環境ではないか。昔は狸が住むほどのどかな場所だったのだろうが、今は都心へのアクセスがよい場所へと発展を遂げたのだ。このような便利な立地にありながら、閑静な住宅街に建ち、緑に囲まれた「ラフォンテ麻布十番」。もし、自分が住むとしたら―考え出すと妄想が止まらなくなってしまうのだった。
物件名称 | ラフォンテ麻布十番MAP | 所在地 | 東京都港区東麻布3丁目5−7 |
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賃料 | 240,000 円~360,000 円 | 交通 | 都営大江戸線「麻布十番」駅徒歩2分 |
間取 | 1LDK,2LDK | 専有面積 | 53.49㎡~67.72㎡ |
構造/階建て | 鉄筋コンクリート造/地上9階 | 築年月 | 2016/09 |
総戸数 | 22戸 | 管理人 | 巡回 |
駐輪場・バイク置き場 | 設備 | 、 | |
特徴 | 備考 | ||
特記事項 | 次回更新日 |
「ラフォンテ麻布十番」の周囲は、手入れの行き届いた植栽が配置されており、四季を身近に感じることができる。これらの植栽は、エントランスホールからも望むことができ、目を楽しませてくれる。また通りから見えにくいよう、目隠しの役割も果たしていて、まさに一石二鳥だ。
エントランスはオートロック式。建物内を含め、敷地内にはカメラが各所に設置されており、防犯にひと役かっている。またエレベーターは内部が見えるモニター付き。より安心して利用することが可能だ。
不在時でも荷物を受け取ることができる宅配ボックスがあり、宅配の時間を気にせず外出することができる。また24時間利用が可能なゴミ置き場が設置されているため、自分の都合でゴミを捨てることができる。どちらも忙しい日々を送る身にありがたい。
門前町として、古くから栄えてきた麻布十番商店街(約160m/徒歩2分)。老舗から話題の新店まで、数多くの店舗が立ち並ぶ。飲食店は特にその数が多く、見ているだけでも楽しめる。商店街を真っ直ぐ歩くと、六本木ヒルズまで行くことができる。
品揃えが豊富なスーパーマーケット、日進ワールドデリカテッセン(約210m/徒歩3分)。
地域のコミュニティバス、ちぃバスが停まる東麻布三丁目バス停(約100m/徒歩2分)。
身近に自然を感じることができる、古川(約300m/徒歩4分)。
近隣の子どもたちの遊び場、狸穴公園(約260m/徒歩4分)。
狸穴坂(約400m/徒歩5分)は江戸時代からあり、地名に由来にもなった坂。
記事作成 2017/12/22 山崎恵美
山崎恵美
20代で都内の不動産会社へ入社。戸建・マンション等の居住用賃貸の仲介を手がけながら、不動産実務を習得。仕事を通じて得た知識を元に、執筆活動を行っています。得意なエリアは南西エリア、城西エリア。
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