副都心線「西早稲田」駅で地下鉄を降りて、徒歩で今回の物件へと向かう。建物は私がかねてから見たかった「ラ・トゥール新宿ガーデン」だ。歩き始めて3分ほどで、もう遠くにタワーが見えてきた。他の建物など比べ物にならないほど、空に突き抜けている。近づくにつれて、建物が青くキラキラと輝き、それが青空にそびえていて、空に届きそうだ。美しい。「こんな美しいタワーレジデンスがあるなんて・・・」新宿の青い宝石とでも呼ぼうか。
ラ・トゥール新宿ガーデンは、地上37階の超高層レジデンスで、2016年3月に建てられた。22階まではオフィスが入っており、24階から37階まではレジデンスの住居エリアだ。住居エリアは、地上100m以上の高さがあるため、美しい眺めが一望できるはずだ。新宿の摩天楼や、周辺の高田馬場界隈を眼下におさめることが出来る。高層レジデンスに住むことを夢見ている人にとって、まさにこのタワーは憧れの的であることは間違いない。
ラ・トゥール新宿ガーデン外観
納得の免震構造 強固なゴムの上に建物が建っているイメージ
そんなタワーレジデンスに暮らす中で、最も心配なことはなんだろう。私だったら、大きな揺れだ。高さ100メートルのタワーが地震の影響で揺れたら、建物やそこに住んでいる人の暮らしは大丈夫だろうか。この建物は、こうした不安を払拭する構造を兼ね備えている。先進の免震構造だ。建物と基礎の間に免震装置を設置し、地面と建物を切り離してしまう構造だ。地震の揺れが直接建物に伝わらないため、地面より揺れが1/2〜1/3ほど小さくなる。そのため、建物そのものの破損や、室内の家具の落下や破損の防止につながる。上層階の揺れも軽減されるため、住む人にとっては安心だ。
免震装置には秘密がある。免震層と呼ばれる特殊な機械に組み込まれた巨大なゴムの上に、建物自体が建っていることだ。巨大な建物がゴムの上に建っていること自体、俄かに信じられないことだが、それが事実だ。この装置が揺れを吸収し、衝撃を軽くして建物に伝える。建物の周辺をよく見ると、建物自体が乗っている土台部分とは違う床面が見える。これは建物の免震装置部分と、周辺の大地との間に空いた隙間を埋めている、いわゆる蓋だ。建物が大きく揺れた場合でも、この蓋の下に隠されている部分がクッションとなり、衝撃が直接建物には伝わらない仕組みだ。
免震構造 大きな揺れが起きるとv字の部分がずれる仕組み。建物の土台部分には揺れを軽減する免震装置が仕組まれている。
他にも、日常の不安も解消してくれる設備がある。建物の防犯対策としては、4重セキュリティを採用している。録画機能付き防犯カメラに加え、エントランスでのコンシェルジュによる有人チェック、目的階のみに停止するセキリュティ制御のエレベーター、玄関前でのドアフォンチェックを採用しており、不審者の立ち入りを厳しくチェックしている。また、来訪者に対しては、コンシェルジュがあらかじめ訪問先住戸に連絡し、身元確認後にセキュリティカードを発行するため、部屋まではスムーズなアクセスができる。安全安心の配慮だ。
共有空間には、季節外の衣類などを収納できるトランクルームが、地下に97室分用意されている。荷物を外に保管することで、部屋の中での収納不足の不安が解消されるわけだ。また、各階のフロア毎にゴミステーションが設置されているため、家庭内のゴミが24時間出せるようになっている。集められたゴミは、毎日スタッフがゴミ運搬専用エレベーターで、ダストガレージまで運搬するシステムになっており、大変便利で衛生的だ。
建物の外周にある緑の植栽で、免震層との隙間は分かりにくい。
ガーデンという名を冠しているだけあって、都立戸山公園に隣接しており、緑に囲まれた実に静かな環境だ。周辺には、生活に便利なスーパーマーケット、コンビニエンスストアなどの施設も多数あり、JR線「高田馬場駅」と地下鉄副都心線「西早稲田駅」それぞれに徒歩5~7分という交通に便利な場所だ。
新宿の青い宝石、ラ・トゥール新宿ガーデン。最新の免震装置に守られた、超高層タワーレジデンスのハイグレードな暮らしを、是非体験してみてはいかがだろうか。
物件名称 | ラ・トゥール新宿ガーデンMAP | 所在地 | 東京都新宿区大久保3丁目8番3号 |
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賃料 | 225,000 円~520,000 円 | 交通 | 山手線「高田馬場」駅徒歩5分 |
間取 | 1LDK,1K,2LDK,3LDK | 専有面積 | 37.1㎡~78.8㎡ |
構造/階建て | 鉄骨造/地上37階地下2階 | 築年月 | 2016/03 |
総戸数 | 363戸 | 管理人 | 常駐 |
駐輪場・バイク置き場 | 設備 | 、 | |
特徴 | 備考 | 一部鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄筋コンクリート造 | |
特記事項 | 次回更新日 |
敷地内防犯カメラに加え、24時間有人管理で安心安全の暮らしを提供する。フロントカウンターには英語対応可能なコンシェルジュが常駐。タクシー手配、メッセージ預かり、来訪者との取次などのホテルライクなサービスを提供する。
敷地内には、イベントホールや広場がある。共有空間には、日々のちょっとしたストレス発散や運動に役立つフィットネスルームが準備されているのがありがたい。道具のある空間で子供と一緒に遊ぶことができ、入居者専用のプレイルームも完備されている。また24時間受け付けるゴミ保管コーナーも設置されているため、快適に暮らせるのは嬉しい。
戸山公園(約30m/徒歩1分) ラ・トゥール新宿ガーデンの名の通り、公園の中で暮らしているようだ。
戸山公園は、尾張徳川家が下屋敷を置いていた場所。広大な敷地で、近隣の人たちが寛いでいた。
CAFE de CRIE plus (約10m/徒歩1分) 建物の一階部分にあるカフェ。
東京メトロ 「西早稲田駅」(約500m/徒歩7分)
戸山公園から見えるラ・トゥール新宿ガーデン遠景 公園と一体化して、青い宝石が輝いている。
諏訪神社(約200m/徒歩3分) 徳川家の鷹狩と深いつながりを持つ。眼病に効くという地下霊水が湧き出している。
マルエツ(約100m/徒歩2分) 豊富な食品が揃っている。
記事作成 2017/5/30 岡田和彦